Once in a lifetime chance.

人生に一度しかない、そしてそれは二度以上繰り返されることは無い…。

「ドリフェス!」と言う作品に出会って自分の視点から見て思うこと。

Twitterでは御存知の方も多いと思いますが、オレは今「ドリフェス!」と言うスマホアプリゲームにハマっています。

ドリフェス!」と言う作品は「2.5次元アイドル応援プロジェクト」と呼ばれ、2次元でも3次元でもなく「2.5次元」として展開しているプロジェクトです。

昨年10月~12月までTVアニメも放映されていました。TVアニメではスマホアプリでは既にCDデビューしているユニット・DearDreamがどのように結成されたのかと言う所謂結成秘話が描かれました。その件については後ほど書きます。

 

さて話は変わってまだ「ドリフェス!」を知る前、「少年ハリウッド」と言うTVアニメがありました。

http://king-cr.jp/special/shonen-hollywood-anime/

 

2014年7月~9月に第1期、2015年1月~3月に第2期が放映、この作品は元々、橋口いくよさん原作の小説で、TVアニメでは原作小説から15年後を世界で、原宿にある架空の劇場「ハリウッド東京」を拠点に活動するアイドルユニット「少年ハリウッド」が時に衝突し葛藤し、切磋琢磨しながら成長していくサクセスストーリーで、メンバーの一人である風見颯(かざみ・かける)の視点で物語が進みます。そう言った世界である為、時に一話分まるまる舞台だったり、時にBパート(後半部分)でいきなりストリートミュージカルをやったり、更には一話分まるまるTVの音楽番組だったりと、これまでのTVアニメには無かった斬新な演出が取り入れされました。また作品の中に流れる楽曲も様々なこだわりがあり、勿論「少年ハリウッド」の為に作られた楽曲なので、歌は「少年ハリウッド」のメンバーキャストである声優さんが歌っています。作詞は全て原作者である橋口いくよさん、音楽監督はちょうど自分の世代では有名な作曲家である林哲司さんが担当しています。

 それから少し経って出会ったのが「スタミュ」です。

http://hstar-mu.com/

スタミュ」とは「ハイスクールスター・ミュージカル」の略で「高校星歌劇」と言うサブタイトルがつくこの作品は2015年10月~12月までTVアニメ第1期が放映され、今年の4月から第2期がはじまります。

これもまた音楽芸能分野の名門校に進学した一人の少年・星谷悠太(ほしたに・ゆうた)の視点で話が進みます。それは彼がまだ中学の頃、雨降る野外ステージでただ一人ミュージカル演じた学園の生徒に魅せられ、追いかけ辿り着く為に、入学後に別選考で進む花形コースで特別枠である「ミュージカル学科」を目指します。そこで出会ったのは後に学生寮で同室になる那雪透(なゆき・とおる)、両親・実兄共に芸能関係の名門の家系である月皇海斗(つきがみ・かいと)、梨園の世界で育ち幼い頃から芸能活動をの天花寺翔(てんげんじ・かける)、そして母子家庭に育ち母がミュージカルが好きだったことから、母を喜ばす為に様々なアルバイトをしながら生計を立てる空閑愁(くが・しゅう)の4人、この4人と星谷は、学科3年生のうち成績優秀者が所属する「華桜会(かおうかい)」のメンバーである鳳樹(おおとり・いつき)に見出され「team鳳」としてミュージカル学科を目指します。しかし4人は元々演劇の才はあるが個性豊かすぎるメンバーが揃ってしまった為にその道筋は前途多難、しかし悠太は類希なるコミュニケーション能力の高さと天然人たらしで、同じチームのメンバーを次々と落としてしまいます。そしてそこに華桜会のリーダー・柊翼(ひいらぎ・つばさ)が選出したメンバー「team柊」がライバルチームとして立ちはだかります、当初敵視一辺倒だったものから、現在は良きライバル関係に変化していきました。

そして「少年ハリウッド」から「スタミュ」を経由して、出会ったのは最初に書いた「ドリフェス!」です。

http://www.dream-fes.com/

このTVアニメが始まったのが昨年10月、ちょうど自分の仕事環境やシフトタイムが変わっていた頃と重なっていて、そんな頃に出会った作品でした。この作品は最初にも書きましたが、「2.5次元アイドル応援プロジェクト」と呼ばれ、2次元でも3次元でもなく「2.5次元」として展開しているプロジェクトです。「少年ハリウッド」も「スタミュ」も作中に登場する楽曲は全て出演しているキャラクターの声優さんが歌っていますが、「ドリフェス!」はそれだけにとどまらず、作中に出て来るライブやその中で披露されるダンスも全て彼らが演っていたり、キャラクターが書く文字も全て彼らが全て書いているのです。更にはキャストの好きな食べ物や過去に経験してきたことががそのままキャラクターの設定に生かされています。

TVアニメでのストーリーは、ある日風船配りのアルバイトをしていた少年・天宮奏(あまみや・かなで)がひょんなことからアイドルにスカウトされ、そこで出会った仲間である、及川慎(おいかわ・しん)、佐々木純哉(ささき・じゅんや)、片桐いつき(かたぎり・いつき)、沢村千弦(さわむら・ちづる)と出会い、そこで紆余曲折ありながら、ユニットを組み、仲間と分かち合い絆を強くしていく物語です。元々は奏、慎、純哉の3人でTRAFFIC SIGNAL(トラッフィックシグナル=英語で「信号機」の意味)を組んでいたのですが、その3人の前にKUROFUNEと言うライバルユニットが現れ、更にはそのKUROFUNEにTRAFFIC SIGNALは敗れてしまいます。

それを見た時は「KUROFUNEめ!」と思ったものですが、ただここでKUROFUNEが現れなければDearDreamは生まれなかった訳で、その面ではKUROFUNEには感謝しています。だからこそDearDreamはDearDreamとして動けたわけだし、最終話では本当に泣きました。

DearDreamのキャスト5人は全員が大手芸能事務所であるアミューズ所属、更に年齢が皆20歳前後、5人中3人は主に舞台を中心にした俳優、1人は子役出身、更に1人はこの「ドリフェス!」がデビュー作になった子で構成されています。その5人が2.5次元アイドルとしてユニットを組み、役では無く2次元のキャラごと自分として活動していると言うのがこの斬新なプロジェクトです。

アニメに影響されてスマホアプリも始めましたが、他のリズムゲームと異なるのはどんなに下手過ぎても最後までやらせてくれるところです。また全国のゲームセンターではデータカードダスとしても展開されていて、そちらの方がスマホアプリよりも簡単かもしれません。

そして忘れちゃいけないのはこの作品で披露されている楽曲たち、メディア展開の一つであるスマホアプリで使用された楽曲やアニメの為に書かれた楽曲達、どれも皆本当に素晴らしいのです。楽曲のクレジットを見た時、思わず「?」となったものでした。…と言うのは作詞に結城アイラさんや、作詞・作曲にシンガーソングライターの奥村愛子さんがいました。元々根っからの音楽好きだった自分がマメにライブに行ったりしていたのですが、結城アイラさんも奥村愛子さんもその中で出会った人達です。ただ彼女達が自ら歌う楽曲と「ドリフェス!」の中にある楽曲達はまさに180°世界観が違います。そのギャップにも魅せられました。

そして今書いたこの3つの作品に共通することは恋愛要素が全く無い事、キャラクターが女の子に恋愛することが全く無い、皆それぞれ自分の夢を追いかける事に必死で恋愛する暇はありません(「少年ハリウッド」には第2期でパン屋で働いてるお姉さんに一目ぼれと言うストーリーがありましたが、その人は既婚者で失恋に終わります)。元々乙女ゲームのような作品が苦手で主人公である女の子に感情移入することが自分には出来ないので、この3つの作品は自分の中でしっくり来たのかな? と思います。その証拠に見ている自分達は見守ることしかできないし、ただの一ファンでしかない。「ドリフェス!」のゲームでもキャラクターが自分の名前を呼んだりすることはありませんし、話しかけたりもしません。TV番組を見ているだけに過ぎないのです。更に共通している点はキャラクター、「ドリフェス!」の天宮奏は、「スタミュ」の星谷悠太にあるコミュニケーション能力の高さと天然人たらしな点と「少年ハリウッド」の風見颯にあるアイドルに対しての考え方が共通しています。また及川慎に至っては「少年ハリウッド」の佐伯希星と同じく元子役である事と「スタミュ」の月皇海斗のようにストイックな所とこだわりを持つ所が近いのです。この3つの作品は音楽の管轄も製作会社も全く異なるのにキャラクターの奥で繋がっているのです。

 さて自分は自分の好きな作品を人にススメることはあまりないのですが、それぞれの作品のファンの方は是非この3作品全てを見る事をおススメします。dアニメストアバンダイチャンネルamazonプライム等で配信されていますので見てみて下さいね。